LGBTが「もうあたりまえ」の時代

さて、2020年から世を席巻している新型コロナウイルス感染症については、今後も各種の変異株の登場の可能性などに鑑みると、まだまだ油断はできないと言ってよいとは思われますが、幸いにして昨秋、2021年の10~11月前後は、比較的落ち着いた状況ではありました。 そのため、大事を取ってオンライン開催のみとなったものを含めると、講演講師のお仕事も複数こなすことができた結果にはなっていました。『性別解体…

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「性別はサンタクロース」最新バージョン

お知らせブログのほうではすでにご案内済みなとおり、長年にわたって執筆が難渋していたワタクシ佐倉智美の新刊が、去る9月、『性別解体新書 ~身体、ジェンダー、好きの多様性』として、ついに上梓の運びとなりました。 詳細はこちらの記事にあるとおりです。  →『性別解体新書』2021年刊行  https://est-tomorine3908.blog.ss-blog.jp/auth_RestrD-20…

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「女の子にもオチンチンはある」話

「性別」の基準を「身体」に置こうとする考えは、いまだに根強いです。 それが誤りであることは、すでにさまざまな論者が述べていることなので、あらためて言うことでもありませんし、このブログ内でも、もうかなり以前に記事にしています。  → 「ジェンダーとは何か?」をあらためて考える https://tomorine3908tk.seesaa.net/article/2014-07-28_gender…

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クィアリーディングのその先の「もっと違う設定」

2019年の大晦日が例年どおり紅白歌合戦などとともに終わり、新しく始まった2020年。そんなお正月気分もおおむね抜けた1月半ば、我が娘・満咲から、ちょっとしたタレコミ情報がもたらされました(ちなみにその間に満咲さん、成人式を迎えたりしとります。早いものですワ;)。 「ヒゲダンの『Pretender』ってクィアリーディングができるらしいデ!」 「え、ひげだん……!? る、ルネッサ~ンスっ!!」…

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トランスジェンダー女子大生がひらく未来への扉

「…おはようございます。佐倉智美 著・小説『1999年の子どもたち』登場人物の栗林理素奈です。ふぁ~」 「ぅう~ん……やっぱ、みんなで鍋パーティ、からのオールナイト明けはちょっとツラいねぇ。ということで同じく『1999年の子どもたち』外伝パート登場人物の石橋海素浦です~ノ」 「同じく『1999年の子どもたち』の外伝パートの登場人物、風屋光です。…てか、作中では今朝は神戸の街にも雪が積もってる…

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とんだ解釈違い!BLと思ったらヘテロだった!!

さぁて、お知らせブログにまとめたように、ワタシと我が娘・満咲が行く2019年度の「母娘男旅」は北海道だったわけです。  →「北海道2019!令和なる北の大地で母娘男旅総決算」 広大な北海道の大地は、やはり見ごたえがありましたね。 十勝平野のほうから大雪山・層雲峡の方面をめざして行くルートには、扇ヶ原展望台もあって雄大な眺望が得られます。   そこからもう少し進んだところにある然別湖は、…

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女性用トイレを使える人が女性なのである

「またまた登場失礼します。佐倉智美 著・小説『1999年の子どもたち』登場人物の栗林理素奈です」 「どーも(ペコリ)、同じく『1999年の子どもたち』の外伝パートの登場人物、風屋光です」 「はじめまして。同じく『1999年の子どもたち』外伝パートの登場人物、園田梓です。ガッツリ登場してリソナちゃんと絡むのは《外伝3・理素奈編》だけど、4巻の本編中のミサキちゃんの中学時代の回想シーンにも出てき…

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2018年は「2014年のアニメが変態すぎる…」どころぢゃナイ!

さて2018年も残り少なくなりましたが、今年の各種コンテンツをふり返ると、これまた性の多様性などの観点から、なかなかに画期的な作品が多かったのではないでしょうか。 このブログで「2014年のアニメが変態すぎる件」と題した記事を書いたのは、もう4年前になる計算なわけですが、2018年はソコからさらに1歩進んだ感が禁じえません。 特に、深夜アニメではガッツリと性の多様性にコミットした内容も珍しく…

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